CPAP療法
③治療
CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対しても有効で一般的な治療法です。
日本では10万人以上の方が行っており、年間1~2万人以上の方が新たに治療を始めています。
CPAP療法は睡眠時に常に気道に陽圧をかけることで、睡眠中の気道の閉塞を防止します。治療には、CPAP装置と専用のマスクを使用します。
CPAP療法は睡眠時に常に気道に陽圧をかけることで、睡眠中の気道の閉塞を防止します。治療には、CPAP装置と専用のマスクを使用します。
SASに罹患している人は、心筋梗塞や脳卒中などの致命的な心血管イベントが健康な人の約3倍になりますが、CPAP療法を実施すると、健康な人と変わらないほど低下します。
重症SAS患者さんの眠気による労働災害・交通事故が最近注目されています。
CPAP療法により、よりよい睡眠をとり、交通事故、労働災害を予防しましょう。
CPAP療法導入後の流れ
CPAP装置は毎日するものですので、定期的にお手入れを行います。
*機器取扱については事前にご説明いたしますのでご安心下さい。
CPAP療法は、健康保険の適用になります。
CPAP装置は、診察されるお薬と同様、窓口で一部負担金を支払っていただければ貸し出しいたします。
健康保険でCPAP療法を行う場合、必ず月1回の受診が必要となります。
受診されない場合は、CPAP装置を医療機関へご返却いただく場合がございますので、必ず計画的に受診してください。
CPAP療法を自己判断で中止をすると、多くの場合、治療前の状態に戻ります。治療中は症状が改善しているため、「治った」と思われる方もいらっしゃいますが、多くの場合、SAS自体が完治したわけではありません。
自己判断で中止をすると翌日から数日の間に眠気などの自覚症状や無呼吸が再発します。さらに長期に治療を行わないと合併症の症状が治療前の状態に戻ったり、悪化する可能性があります。
治療継続が困難な場合や、何か疑問や不安に感じることがある場合は、自分で判断せずに、ぜひ主治医に相談をしてください。
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