心不全の診断・治療
心不全は、心臓が排出する血液の量が不十分で、全身が必要とするだけの循環量を保てない状態をいいます。
心不全の有病者は250万人~300万人とも言われており、心臓病における死亡総数は、悪性新生物についで死亡
原因の第2位になるほどです。心不全におちいると、手足の冷感や、意識レベルの低下、倦怠感、呼吸困難等の症状が現れ、
死に繋がることもあります。
診断・治療
心臓のエコー検査等で血液の排出量を検査し診断が行われます。治療については、利尿薬や強心薬などの投薬治療が中心となります。
また、心臓の元気度がわかる『BNP』とよばれるホルモンの検査が注目されています。BNPを測定することにより慢性心不全の方の治療の効果判定、急性心不全の方の早期診断に役立ちます。